-
お風呂の排水口つまりの原因と個人で実践できる対処法
お風呂の排水口がつまると困りますよね。
そこで、この記事ではお風呂の排水口のつまりの原因、解消法、予防策について解説します。
お風呂のつまりに対処する際の注意点も必見です。この記事を読んでいただければ、お風呂のつまりについての知識が深まります。皆さんもぜひ参考にしてください。
個人で解消できない場合は、専門知識のある業者にお願いすることがすすめられます。専門業者であれば地域によっては15分以内に駆けつけてくれたり、その場で修理してくれたりも可能です。
また、水回りの知識がない人が間違った対処をしてしまうと、排水口から汚水があふれ出たり、大がかりな作業が必要になったりすることもあります。個人で解決できない水のトラブルは水の専門業者にまかせましょう。
目次
お風呂の排水口がつまる原因
まずはお風呂の排水口がどうしてつまるのかについて解説します。
つまりの原因をお伝えする前に、このあとの説明をイメージしやすくするため、排水口の仕組みを少しだけ解説します。 家庭のお風呂の排水口があるのは浴槽(バスタブ)、洗い場の2箇所です。
この2つはつながっていて、お風呂の排水は屋外の排水管へ流れます。 つまってしまうのは、このあとに説明するさまざまな原因によって、水が上手く排水されないからです。
ではこの排水口がつまってしまう原因について確認していきましょう。
髪の毛や石鹸カスなど
髪の毛や石鹸カスなどの固形物で排水口がつまることがあります。人の皮脂、アカなども同様です。毎日流す量は微々たるものでも積み重なると大きな固形物となり、つまりの原因になるのです。
雑菌によるぬめり
意外かもしれませんが、雑菌によるぬめりでも排水口はつまってしまいます。雑菌自体は繁殖しませんが、髪の毛、シャンプー、人の皮脂などがあると雑菌のエサになってしまい菌が増えるのです。汚れに菌が増えるとぬめりへと変わり、排水管内で水がスムーズに流れなく原因になります。
落とし物
T字カミソリ、シャンプーの袋、指輪やネックレスなどのアクセサリー、子どものおもちゃなどもつまりの原因になります。落下物が水の流れを止めてしまうのです。人によっては、掃除中に使っていたスポンジを排水口に落としてしまう人もいます。
屋外の排水桝の問題
一般家庭の屋外には、家で出たお風呂、トイレ、キッチンなどの排水をまとめて流す部分の排水桝(はいすいます)があります。排水桝がなんらかの原因で詰まるとお風呂の排水がうまくいきません。そのため、お風呂の排水口部分がつまりの原因でない場合は、屋外の排水桝をチェックしてみましょう。
つまりやすい箇所
お風呂場のどこがつまりやすいのかについても知っておきましょう。そうすることで、つまりが起きないように事前に対処しておくことも可能になります。
目皿やヘアキャッチャー
目皿(めざら)、ヘアキャッチャー部分も水がつまりやすい部分といえます。
目皿とは排水口にかぶせてあるフタのことです。ヘアキャッチャーは名称どおり髪の毛がそのまま流れるのを止める網の部分を意味します。
目皿、ヘアキャッチャーともに髪の毛や石鹼、シャンプーなどがつまりやすい部分といえます。少しずつ水の流れが悪くなることもあります。
排水口から排水トラップにかけての部分
排水口から排水トラップにかけての部分も水がつまりやすいです。排水トラップとは、悪臭や害虫の侵入を防ぐために水がたまっている部分です。排水口部分を見てつまりの原因がなさそうであれば、排水口から排水トラップまでの間に何かがつまっている可能性があります。
排水管
お風呂の排水口から水が流れる管を排水管といいますが、排水管は排水トラップの下につながっているパイプのことです。排水管のどこかに水をせき止めてしまう固形物があれば、水の流れがスムーズにいかなくなってしまいます。
つまりを解消する方法
お風呂の排水口がつまったときの対応方法をご紹介します。皆さんのご家庭で水の流れが悪くなった時は、ぜひ試してみてください。
重曹と酢で掃除する
つまりに対応するときに使える、もっとも身近なアイテムと言えば重曹と酢です。重曹と酢を組み合わせるとモコモコの泡が出るので、その泡を使って雑菌によるぬめりを取り除けます。重曹と酢は人の皮脂、アカなどの汚れがたまってしまった時などには特におすすめです。
【手順】
- 重曹1カップ(200cc)を排水口全体に向けて振りかける
- 酢2カップ(400cc)を重曹全体にかける
- モコモコの泡が出てきたら1時間ほど放っておく
- 大量の水またはぬるま湯で洗い流す 重曹と酢はパイプクリーナーなどの排水管用の洗剤と違い、100円ショップで買える手軽さも魅力です。
パイプクリーナーを使う
パイプクリーナーを使うことも、排水口のつまりに対応する方法としておすすめです。クリーナーにもいろいろと種類があり、標準タイプ、濃縮タイプなどがあります。
髪の毛、雑菌などが原因の場合は、パイプクリーナーでの洗浄をすると効果が期待できます。
【手順】
- 排水口についている目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップをはずしておく
- 排水管の内側に沿って1周するようにパイプクリーナーを流す
- 30分ほど放っておく
- 水またはぬるま湯で洗い流す
ラバーカップを使う
ラバーカップを使ってつまりを解消することも可能です。ラバーカップはトイレの排水詰まりを解消する際にも使えます。100円ショップでも販売されているので、何かあった時のために持っておくのもおすすめです。
【手順】
- 排水口にラバーカップをあてる
- ラバーカップを強く押して空気圧をかける
- ラバーカップを手前に一気に引く
- 水を流してみてまだ排水の流れが悪ければ何度も繰り返す バスタブ(浴槽)の排水口に使う際は、カップの少し上まで水をいれてからおこなうとより効果が期待できます。
真空タイプのパイプクリーナーを使う
真空タイプのパイプクリーナーを使ってつまりを取る方法もあります。原理はラバーカップを使う方法と同じで、パイプクリーナーで空気圧をかけてつまりの原因を引っ張り出しますが、真空タイプのパプクリーナーを使うほうがかけられる圧が強いためラバーカップを使うよりも効果が期待できます。 真空タイプのパイプクリーナーはホームセンター、通販サイトなどで手に入ります。価格はで2,000円から3,000円ほどです。
【手順】
- 排水口にクリーナーのカップ部分をつける(密着させる)
- クリーナーの持ち手についているレバーを押す
- 水を流してみてまだ排水の流れが悪ければ何度も繰り返す ラバーカップを使う場合と同じで、バスタブ(浴槽)の排水口に使う際はカップの少し上まで水をいれてからおこなうとより効果が期待できます。
ワイヤーブラシやハンガーを使う
排水口専用のワイヤー、ご家庭にある洋服のワイヤーハンガーを使う方法もすすめられます。洋服のワイヤーハンガーを使う場合は、まっすぐに伸ばして使いましょう。 排水管専用のワイヤーハンガーはホームセンターの水回りやバス(風呂)コーナーに売っています。通販サイトでの購入も可能です。
【手順】
- 排水口についている目皿、ヘアキャッチャー、排水トラップをはずしておく
- 排水口からブラシを入れる(ブラシの先を曲げたり回転させると入れやすい)
- ワイヤーブラシの場合はハンドル部分を回してなるべく奥まで入れる
- ブラシで汚れなどの固形物をこそぎ落とす
作業時の注意点
ご家庭でお風呂の排水口のつまりを取る際の注意点もお伝えします。いくつかの注意点を知っておくと後に困りませんので、ぜひ知っておきましょう。
取り除ける固形物は取り除いておく
パイプクリーナーを使ってつまりを解消する方は、事前に排水管に入るサイズの歯ブラシなどのブラシを使って、排水管内の汚れを取りのぞいておきましょう。 事前に排水管を掃除しておくことで、パイプクリーナーの効果がより発揮できるからです。面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が排水口詰まりを解消するのに大切なポイントです。
何度か繰り返す
パイプクリーナーを使ったりワイヤーを使ったりする方法は、一度しただけでは解決しないこともあります。しかし、何度か同じ作業をすることで見事に排水つまりが解消するケースは珍しくありませんので、何度か根気よくやってみるのもおすすめです。
正しく薬剤を使う
お風呂の排水口のつまりを薬剤で解決しようと思っている方は、くれぐれも薬剤の使い方に注意しましょう。 薬剤の中には、複数を組み合わせると化学反応を起こして吸うと気分が悪くなったり、人体に良くない影響を及ぼすものもあります。
また、薬剤が目に入ったり皮膚に付着したりしてかゆみ、痛みなど肌の炎症を引き起こすリスクも否定できません。薬剤の取り扱いには気をつけてください。
自信がない場合は業者に頼む
水回りに関する知識がない人が下手に作業をすると、排水口から汚水があふれたり状態が悪化したりする恐れもあります。解消する自信のない方、確実にお風呂の排水口のつまりを解決したい方は、専門業者に頼むほうが安心できておすすめです。
つまりを予防する方法
お風呂の排水口つまりを予防する方法もご紹介します。ご紹介する方法を組み合わせることもおすすめです。
普段から重曹と酢、パイプクリーナーを使う
つまりを解消するのに役立つアイテムとして重曹と酢の組み合わせ、専用パイプクリーナーをご紹介しましたが、困ったときだけでなく日常的に使うのもつまり予防に役立ちます。お風呂はもちろん、洗面台、キッチンのつまり予防にもおすすめです。普段から排水口を正しくきれいに掃除しておけば、大きな固形物がつまることもありません。
つまる原因を流さない
小さな固形物を流さないためには、排水口部分につけるゴミ取りシートを使うことです。ゴミ取りシートを装着すれば、たくさんの髪の毛も取れます。
ただし、そのまま放っておくと今度はゴミ取りシートにたまった固形物で水の流れが悪くなってしまいます。定期的にゴミ取りシートを新しいものに変えることも忘れないようにしましょう。
ゴミ取りシートと同じく、排水口に小さな固形物が流れるのを防いでくれる部分がヘアキャッチャーです。ヘアキャッチャーは目皿の下にあり、髪の毛などの固形物を受け止めてくれます。
ヘアキャッチャーも日ごろからゴミを取り除き、清潔にしておくことが大切です。 ヘアキャッチャー部分に髪の毛などがたまるのが苦手なら、ヘアキャッチャーに専用ネットをかぶせて使う方法もすすめられます。
高圧洗浄機を使う
高圧洗浄機を使う方法もおすすめです。強い圧力をかけて排水管内を掃除できるため、お風呂の排水口がつまるのを防げます。
お風呂の修理費用はどれくらいかかる?
お風呂を修理する際の費用相場がどのくらいかかるのか知りたい方は、下記の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
参考記事:お風呂場の修理にかかる費用の目安は?水漏れしたときの対処法も紹介
個人で対応しても解消できないようであれば業者に相談
お風呂の排水口のつまりの原因、対処法、予防策について解説しました。 個人でどうにもできないお風呂のつまりは、無理に対応をすることで事態が悪化する可能性もあります。困ったら水の専門業者に相談しましょう。
当サイトでは、首都圏のおすすめ水道修理業者ランキングをランキング形式で紹介しております。
業者選びや相見積もりの取得の際に是非ご活用ください。
関連記事
記事一覧はコチラから
24時間365日深夜・早朝の作業OK!
水のトラブルはお電話ください!
24時間365日受付 割引番号 : 666