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水道メーターから水漏れ確認?
「え?今月の水道代、こんなに高いの?」それが事実であれば、家のどこかで水漏れが起こっているかもしれません。
ただそれだけだと、水漏れ箇所を特定するのが難しいですよね。そんなときに使えるのが、水道メーターを使って水漏れ箇所を特定する方法です。
今回は、水道メーターの仕組みから水漏れが起きた際に確認する手順まで詳しく解説します。目次
そもそも水道メーターって何?
水漏れ箇所の特定方法を解説する前に、まずは「水道メーター」自体の仕組みをご紹介しましょう。
みなさんは、水道メーターが家のどこにあるかご存じですか?
一軒家の場合は多少位置が異なりますが、マンションの場合だと大抵玄関横のパイプスペースに設置されています。玄関横の扉を開けると、水道メーターをはじめとしてさまざまな測量計が入っていますよね。
「何かおかしいなと感じたら玄関横を開ける」と覚えておいてください。水道メーターの文字盤は、大きく分けて以下の3つに分かれています。
- 数字盤
- リットル針
- パイロット
このうち数字版とリットル針は連動していて、どちらも水道料金を計測するために使われます。
そして、数字盤の左下にある「パイロット」と呼ばれる部分が、水漏れしているかどうかを確認するのに役立ってくれるのです。パイロットは通常、水を流していれば回り続け、止めているときは同じように動きが止まるもの。
しかし水を止めているはずなのにパイロットが回り続けているのであれば、どこかで水漏れが起きていると判断できます。水漏れに気付くきっかけとは?
水漏れに気付くきっかけとして一番大きいのは、やはり水道料金の変化でしょう。
発生個所にもよりますが、少なくとも水漏れが起きている場合は水道料金が2,000円前後高くなってきます。水道料金は季節による影響を受けにくいため、通常であれば2,000円も上がったり下がったりしません。
そのため、いつも払っている金額よりかなり多いなと感じたら、高い確率で水漏れが起こっていると言えます。
また数万円単位で水道料金が上がってしまうと、水道局から「水漏れではありませんか?」とお知らせが届くケースも。
その場合は、すぐに水道局や管理会社に連絡して水漏れの状況を確認してもらいましょう。直接水漏れの現場を見た場合であればすぐに対処できますが、CMのように勢いよく水が噴き出すような事態はあまり起こりません。
定期的に水道料金が増えすぎていないか確認し、おかしいなと思ったら家中の蛇口を閉め、水道メーターのパイロットを確認してください。
このときパイロットが回り続けているのであれば、次の章で説明する場所の確認を進めましょう。水道メーターを見て水漏れの疑惑が出たら確認しておきたい場所
ここからは、蛇口を閉めたのにパイロットが止まらないことを確認したときに、チェックしておいたほうがよい場所をご紹介します。
- 止水栓
- トイレ
- お風呂
- キッチン・洗面所
- 洗濯機
- 庭先
ここでは大まかにわけて6カ所をご紹介しますが、家中の止水栓などを含めると確認が必要なのは10カ所以上になります。
そんなに全部確認していられない場合には、普段の生活で気づきにくい止水栓・洗濯機を中心に確認してください。場所①止水栓
まずチェックしておきたいのが止水栓です。
止水栓はお風呂場・トイレ・洗面台など家の各場所にありますので、各止水栓を一つずつチェックするようにしてください。万が一水が漏れ出ている場合、自分で修理したいと思って触り過ぎると余計に事態が悪化する場合もあります。
なるべく触らず出てくる水を拭き取るだけにして、すぐに修理業者を呼んでください。場所②トイレ
実は、トイレには意外と気付きにくい水漏れのサインがあります。
それは「トイレを流し終わっても、チョロチョロと水が流れ続けている」こと。通常であれば、一定時間水が流れたあと水流がピタッと止まり、そのあとは新たに水が流れてきません。
しかし水漏れが起こっていると、いつまで経っても水が流れ続け、常にトイレから音がしています。
このような場合は、タンク内の部品が破損している可能性があります。基本的には止水栓を止めれば、水漏れを一時的に解消できますが、それは応急処置にすぎません。
必ず修理業者に依頼して、根本からきちんと解決してもらってください。参考記事:トイレ修理業者の選び方のポイントとは?修理費用の目安も紹介
場所③お風呂
続いて、一般的に気付きにくいとされているのがお風呂です。
例えばシャワーを使ったあと、蛇口を閉めたはずなのに水がポタポタと垂れ落ちていませんか?
しっかりと蛇口が閉まっていないだけの可能性もありますが、きちんと閉じたはずなのに水が止まらないのであれば水漏れが起こっているといえるでしょう。単にシャワーヘッドが老朽化しているだけかもしれませんので、何年も使っている場合は一度新しいものに変えてみてください。
それでも状況が良くならないのであれば、やはり水漏れが発生していると考えて修理業者を呼ぶのが賢明といえるでしょう。場所④キッチン・洗面所
キッチンや洗面所も、お風呂と同じように蛇口を使って確かめてみましょう。
しっかりと蛇口を閉めたのに、なぜかチョロチョロと水が出てきてしまう場合に考えられるのは、蛇口の緩み水漏れの2つです。
蛇口が緩んでいるだけであれば、ホームセンター等で同じ型の蛇口を買えば解決します。しかし問題は2つ目で、水漏れになっている場合放置しておくと水道料金がとんでもない金額になりかねません。
放っておくとコップに溜まるくらい水が落ちているのであれば、早急に水道業者を呼ぶようにしてください。場所⑤洗濯機
水漏れの原因としてよく言われる洗濯機ですが、洗濯機本体から水漏れする、といったケースはほぼありません。
それよりも多いのが、洗濯機から繋がっているホースが破損したり洗濯機本体から外れてしまったりして起こる水漏れです。
洗濯機のホースは経年劣化しやすいので、とくにベランダや屋外に洗濯機を置いていると破損の可能性が高くなります。そういったケースでは、ホームセンターで販売されている代わりのホースと差し替えればすぐに解決するでしょう。
またホースが外れている場合も、説明書を読んで付け直せば修復可能です。場所⑥庭先
一戸建てによくある、庭に散水・清掃用の蛇口がついているケース。
蛇口のボックスを開けたとき、いつもジメジメしているなと感じた経験はありませんか?少し湿っている程度なら問題ありませんが、ボックス内が常に濡れているようであれば水漏れの疑いがあります。
蛇口が緩んでいたり、シャワーホースに穴が開いたりしていないかよく確かめるようにしてください。参考記事:蛇口の水漏れ原因でよくある『パッキンの交換方法』を詳しく説明!
水漏れが確認できたらすぐに業者に相談
ここまで、戸建て・マンションの住宅に多い水漏れ箇所の特徴をご紹介してきました。
自分の家で水漏れが起こっているかどうか確かめるには、水道メーターを確認し、パイロットが動いていないか見てみるのが手っ取り早いでしょう。もしパイロットが動いているようなら、今度は思い当たる箇所を一つ一つチェックして、水漏れが起こっている場所の特定を進めてください。
調べてみたけれど原因が分からない……その場合は、壁の中など素人では確認できないところから水漏れが発生している可能性もあります。そのときはすぐに修理業者を呼んで、どこから水漏れが発生しているのか、修理できそうかどうかをきちんと調査してもらいましょう。
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