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水漏れ被害が下の階まで及んでしまった時の対処方法
水漏れが発生した場合、部屋が濡れて大きな被害を及ぼすリスクがあります。
また、上階に住んでいる場合、自身の住まいだけでなく下の階まで被害が拡大するケースもあります。下の階まで被害が及ぶ場合、慌ててしまいどのような行動を取れば良いか冷静な判断がしにくいものです。
この記事では、水漏れ被害が下の階まで及んだ場合にとるべき行動について解説します。目次
よくある水漏れ原因
部屋の中でよく発生する、水漏れの原因として以下3つが挙げられます。
- 洗濯機・浴室
- トイレ
- 排水管
各原因について、詳しく解説します。
洗濯機・浴室
多く水を使用するシーンとして、洗濯時や入浴時が挙げられます。
とくに入浴する場合、200リットル以上のお湯を張ることになり、大量の水を消費します。
洗濯機や浴槽において、詰まりが発生すことで水が流れなくなり、水漏れが発生しがちです。また、洗濯機や浴槽にあるシャワーやカランでは、接続部分でパッキンが劣化したりバルブが緩んだりして、水漏れが発生する可能性があります。
トイレ
トイレも、便器と床の接続部分やタンクや便器から水漏れするケースがあります。
つまりと部品の故障が原因による水漏れが大半であり、大量の水漏れに及ぶ可能性もあります。トイレの場合は他の水漏れ箇所と比べて汚水が流れることがあるので注意が必要です。
とくに、便器自体の詰まりによって逆流した場合、汚物を含んだ水が下の階まで流れることで、衛生面でも大きな問題に発展しかねません。排水管
流し台などに接続する排水管が詰まることで、水漏れが発生する場合も多いです。
排水管で詰まりが発生する主な原因は、石鹸や洗剤、油が固まるケースがあります。とくに、キッチンで油をそのまま流して、それが排水管で固まることで詰まりに発展し、水漏れを引き起こすのです。
普段から、詰まりが発生しないように油は流しに流さないで処分する、洗剤や石鹸などはよく溶かしてから流すなどの対応が必要です。自宅からの水漏れで下の階の人に迷惑を掛けた場合にすること
自宅からの水漏れが発生し、それが下の階にまで及んで迷惑が掛かりそうな場合、以下の対応が必要です。
- 管理会社に連絡をする
- どこから水漏れをしているのかを調べる
- とりあえず下の階の方にお詫びをする
各対応について、詳しく解説します。
行動①管理会社に連絡をする
賃貸物件の場合、あくまでも住居を借りているだけなので、もし水漏れなどで破損が生じたら管理会社や大家さんなどに早急に連絡してください。
管理会社や大家さんの場合、同様の事例に対応したこともあり、適切な対処法を指示してもらえる可能性があります。また、勝手に片付けしてしまうと管理会社や大家さんとの間でトラブルに発展する可能性も想定されます。
よって、基本的には管理会社や大家さんに早急に連絡して指示を仰ぐのが良いでしょう。もし管理会社や大家さんに連絡が付かない場合、自分自身の判断で修理業者などに依頼する判断も必要ですが、あくまでも水漏れの原因調査だけを依頼してください。
行動②どこから水漏れをしているのかを調べる
管理会社や大家さんに連絡した後に、どこから水漏れが発生しているのかを調査します。
調査時には、漏電などによって身に危険を及ぼすリスクもあるため、ブレーカーを落として作業する、もしくは電気会社にも連絡を入れておくことをおすすめします。そして、とくに水漏れがひどい場所を特定し、具体的な水漏れポイントを探してください。
大半の水漏れが、配管との接続部分や配管自身の劣化、排水が詰まっているケースとなりますので、それらのポイントを重点的に確認することをおすすめします。また、水漏れがひどい場合は、一度水栓を止めて被害を食い止める対応が必要ですが、排水管が原因の場合は水栓を止めても被害を抑えることができませんので注意してください。
水漏れの原因が明らかになったら、自分で応急処置ができる場合は応急処置を施し被害の拡大を抑えます。行動③下の階の方にお詫びをする
これ以上の被害発生がないと判断した場合、部屋の片付けは後回しにして下の階の住民にお詫びしてください。
なお、原因も判明していない状況で謝罪するのは早とちりであり、実際の原因が自分の部屋の問題ではなかった場合でも、自分が悪いことにされかねません。水漏れの原因調査の結果、あくまでも過失が自分にある場合に謝罪に出向いてください。
なお、お詫びの品を持参するとトラブル解決につながりやすいです。水漏れで下の階に迷惑をかけたときの損害について
水漏れで下の階に迷惑をかけたときには、損害賠償しなければなりません。
損害賠償については、過失が自分にあるか、ないのかによって大きく異なります。各パターンにおける、賠償の内容は次の通りです。
ケース①過失が自分にあるとき
過失が自分にある場合、多くが排水の詰まりや水の出しっぱなし、配管の接続点から漏れ出るパターンとなります。
下の階に及ぼす主な被害として、天井のシミや傷み、家財が濡れるなどがあり、自分に過失があれば、下の階の住人から修理費用を請求されることが多いです。また、廊下や階段、エレベーターにまで被害が及んだ場合、その箇所の修理費用が請求される可能性もあります。
共有スペースに対しての具体的な被害への補償については、管理会社や大家さんに確認してください。下の階の住民との話し合いについても、管理会社や大家さんに仲裁に入ってもらうことが有効的です。
加入している保険の内容を確認しよう
過失が自分にあったとしても、多額の費用負担ができずに困るケースが多いです。
ただ、必ずしも自分で全て負担しなければならないわけではなく、保険に加入していると保険により補填してもらえる可能性があります。
水漏れに適用できる主な保険として、個人賠償責任保険があります。
個人賠償責任保険は、故意ではないケースで第三者に損害を与えた場合に適用される保険です。もし、個人賠償責任保険に水漏れへの補償が含まれている場合、修理に必要な費用の一部を保険から支払ってもらうことが可能です。
よって、自分が加入している保険があれば、補償内容をよく確認してください。ケース②過失が自分にないとき
築年数が古い賃貸の場合、配管が経年劣化することでたまたま自分が住んでいるタイミングで水漏れが発生する場合があります。
また、大雨や台風によって天井から水漏れして、それが下の階にまで及ぶケースもあります。この場合、基本的には過失が自分にあるわけではなく、管理会社や大家さんが負担するケースが大半です。
ただ、過失が自分にあるかどうかの判断はとても難しく、素人では容易に判断できません。基本的には、修理会社などの適切な知見のある人間が判断を下す必要があります。
とくに、共有部分と専有部分の線引きが難しい場合でも、業者に依頼すれば適切に判断してもらえるので安心です。下の階に迷惑をかける前に・・・日常的にできる水漏れ予防法
実際に水漏れ被害が発生した場合の対処法をお伝えしましたが、水漏れを事前に防止するような取り組みも重要です。
ここでは、日常的にできる水漏れ予防法について紹介します。水を使った後に閉め忘れがないかを確認する
水漏れの主な原因として、水の出しっぱなしがあります。
多いのが、水を使った後に蛇口を閉め忘れるケースであり、初歩的な対応として水を使った後に必ず閉め忘れがないかを確認することが重要です。洗濯機などは使用見込みがなければ水栓を閉める
洗濯機の場合、水栓を開いて常に水が出せるようにしておくのが一般的です。
洗濯機側で水の出し入れを制御しますが、水が出ていないときは仮止めしているに過ぎません。接続部のバルブが緩んでいたりパッキンが劣化していたりすることで、知らず知らずのうちに水漏れに発展する可能性があります。
使用頻度が低い場合や、しばらく使用する見込みがない場合は水栓を閉めて、使用時のみ開きます。キッチンの排水に注意する
キッチン周りで頻繁に発生するのが、油をそのまま流して詰まらすケースがあります。
ネットを使用せずそのまま排水すると、異物が配管内で詰まってしまう可能性も高いです。キッチンにそのまま流さずに、油は吸い取って別途廃棄する、排水ネットを取り付けるなどの対応が必要です。
また、熱湯をそのまま流すと配管が熱に耐えきれず穴が空くという場合もあるため、さましてから流してください。接続部の緩みを定期確認する
通常、配管との接続部は緩むことはありませんが、経年劣化や接続時の閉め忘れなどによって水漏れに発展するケースがあります。
よって、常に接続部分に緩みがないかを定期的に確認してください。また、パッキンの劣化による水漏れの場合、一気に症状が悪化するわけではなく、徐々に水漏れがひどくなるケースが多いため、接続部からの水漏れ確認も合わせて実施してください。
水漏れの被害が下の階にいってしまっても冷静に対処しよう
水漏れが発生して、明らかに下の階まで被害が発生していると判断した場合、冷静になって自責かどうかをよく確認してください。
同時に、管理会社や大家さんなどに連絡して、指示を仰ぐことが重要です。自責かどうかを素人が判断するのはとても難しいものであり、もし原因を調査したい場合はぜひ富士水道センターにお気軽にご相談ください。
24時間、365日年中無休で深夜、早朝問わず駆けつけて原因調査を行いいいます。
実際の修理についても、無料見積もりのうえでリーズナブルな費用で対応します。
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