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  • ウォーターハンマーとは何か概要・原因と個人でできる対処法

    水道の水を止めると大きな衝撃音が聞こえて困っている方に向けて、ウォーターハンマーとは何か、原因や対処法とともに解説していきます。

     蛇口を締めたときに「がん」「どん」と、ドラム缶や壁を叩くような衝撃音を聞いたことがありませんか? 大きな衝撃音は、もしかすると「ウォーターハンマー」かもしれません。

    音が大きくなると夜中に起こされてしまうほどの音量となり、生活に支障が生じてしまうこともあるでしょう。 中には近隣住民とのトラブルに発展したり、賃貸からの引っ越しを余儀なくされることも…。

    そこで今回の記事では、ウォーターハンマーとはどのような現象なのか、原因や対処法とともに解説します。 個人で実践できる対処法をご紹介しますので、今すぐになんとかしたいと思われている方はぜひ参考にしてください。

    目次

    ウォーターハンマーとは?

    ウォーターハンマーとは、水を止めたときに衝撃音が聞こえる現象のことです。 日本語では「水撃現象」と呼ばれています。

    主に全自動洗濯機や食器洗い機を使用している場合によく起こる現象です。 聞こえる衝撃音は「どん」「がん」などの鈍い音や、「こん」という小さく鋭い音であることもあります。 この現象が起きていても、ただ衝撃音が聞こえるだけと軽視されがちです。

    しかし、起きた場合、次のようなトラブルが起こることがあります。

    トラブル1:騒音トラブル

    水を止めたときに聞こえる「どん」「がん」などの音は、ご近所での騒音トラブルの元となるかもしれません。 特に集合住宅だと隣の部屋や階下にまで衝撃音が聞こえる可能性もあるでしょう。

    聞き慣れない異音や振動を感じた住人は、不快感や不安感を抱くこともあります。 結果として近隣住民との騒音トラブルに発展する可能性も考えられるのです。

    トラブル2:配管の破損

    ウォーターハンマー現象により生じる振動は、配管の破損にもつながります。 この現象は水圧が異常に高くなることにより生じるもので、衝撃音とともに振動を発します。

    振動を受け取った配管は少しずつ影響を受けて、接続部分が外れてしまうこともあるのです。

    特に築年数のたった古い住宅では、銅や鋼鉄など錆びやすい材質で配管が作られていることが多いです。そのため、長年の使用により錆びた配管は接続部分も弱くなっており、振動などにより破損してしまうことも珍しくありません。

    水圧の変化による衝撃は、それによって発生する音がトラブルにつながるだけでなく、配管自体にも影響を与えかねない現象なのです。

    トラブル3:水漏れ

    水圧の変化による衝撃現象が発する振動は配管の破損を招くとともに、水漏れにつながる恐れもあります。 水道管へと振動が伝わると、配管の接続部分だけでなく給水装置や継手にも緩みが生じてきがちです。

    給排水の要となる部分が緩んでくると、いずれは水漏れにつながることも考えられるでしょう。 壁にカビが発生していたり、濡れていたり、集合住宅の場合は階下からの水漏れ苦情がきたりすることから発覚することがあるトラブルです。

    トラブル4:水道メーターの故障

    水道メーターに故障が起こる場合もあります。 水の衝撃は水道関連のメーターや接続されている機器、センサーにも影響を及ぼす可能性があるためです。

    特に振動は精密機器にとって、調子が悪くなる原因となり得ます。 メーターに利用されている部品や接続機器に異常が起きて、故障へとつながる可能性は十分に考えられるでしょう。

    トラブル5:給湯器の故障

    水圧が異常に変動することは給湯器故障の原因にもなることをご存知でしょうか?

    故障へとつながってしまう要因は、水道メーターと同じく振動です。 給湯器は水道に接続されているため、振動や衝撃をダイレクトに受けます。 振動による衝撃が加わることにより、電磁弁やセンサーなどの繊細な部分が壊れることがあるのです。

    トラブル6:パイプラインの損壊

    最後にご紹介するのは、パイプラインの損壊です。 ウォーターハンマー現象により水圧が急激に低下すると、土の中に埋められているパイプラインにも影響を及ぼします。

    衝撃や振動が一度だけであれば問題ないでしょう。

    しかし、水が流れない原因が度重なれば損壊の恐れがあります。 劣化していたり弱くなっていた接続部分が緩んだり、壊れたりすることも考えられるのです。 水の衝撃による衝撃は、配管だけでなくパイプラインにも影響力を持っています。

    ウォーターハンマーの原因

    以上のように、この現状はさまざまなトラブルを引き起こすためとてもやっかいです。 それでは水圧が異常に変動することはどのような原因で引き起こされるのでしょうか。 大きくわけて次のような2つのことが挙げられます。

    原因1:急激な水圧の上昇

    1つ目は、水圧が異常に高くなることによるものです。 蛇口を勢いよく閉めると水道管の中の水圧が急激に上がります。 すると一定方向に流れていた水は一部逆流し、配管の中でぶつかり合うことに。 水と水がぶつかることで振動が発生し、配管と共振することで衝撃音が発生する仕組みです。

    ひねるタイプの蛇口では勢いよく閉めることは難しく、あまり見られません。

    しかし、レバータイプの蛇口では、反対にゆっくりと閉めることが難しく水圧の上昇が起こりやすくなります。 以上のように水道管内の水圧上昇に伴う振動の発生が、ひとつめの原因です。

    原因2:急激な水圧の低下

    2つ目は、急激な水圧の低下です。 水道管の中で水圧の低下が起こる理由とは、揚水ポンプが急停止することによります。 揚水ポンプを急に止めると、水の慣性力と重力により水道管内の水圧が下がります。 すると「水柱分離」と呼ばれる現象が発生するのです。

    水柱分離とは水が飽和したときの蒸気の水圧よりも水道管内の水圧の方が低くなり、水流が途切れる現象のことを指します。

    この現象が発生してしまうと、場合によっては水道管が壊れてしまうこともあるので注意が必要です。 家庭の中では全自動洗濯機や食器洗い機で、水柱分離により水圧が異常に低下する現象が起こる傾向があります。

    水を止めたときの衝撃音は、急激な水圧の上昇・低下のどちらでも起こり得る現象です。

    個人で実践できるウォータハンマーへの対策

    それではウォーターハンマーに対処する方法について見ていきましょう。 実は対策は個人でも行えます。 さまざまなトラブルの原因となる水撃を防げるように、個人で実践できる対処法を含めてご紹介していきます。

    対処法1:蛇口操作への注意

    最も簡単な対処法は、蛇口操作をゆるやかにするよう注意することです。 勢いよく蛇口を閉めると、水道管内の水圧が上昇して衝撃音が発生しやすくなります。 蛇口を閉めるときはゆっくりと、ゆるやかに閉めるようにしましょう。

    対処法2:元栓の締め具合を変更

    次に元栓の締め具合を変更するのも効果的な対処法です。 元栓を少しきつめに締めておくと、水道管内の水量が減ります。 そのため水の流れが変化しても水圧変動が起こりにくくなり、水撃に対処できます。 ただしきつくしすぎると蛇口から出る水の量が減り、シャワーなどに支障がでることもあるのでほどよく締めてください。

    対処法3:ウォーターハンマー対策機器を設置

    自宅でできる簡単な対処法として知られているのが、ウォーターハンマー対策用の機器を設置することです。 対策用の機器は「水撃低減器」「水撃防止器」などと呼ばれています。

    装置の内部に緩衝材が使われており、蛇口を勢いよく操作した際の水圧上昇を抑える働きをするものです。 装置は蛇口や止水栓のハンドル内部に設置します。

    そのため残念ながら、水の止まりが勢いよくなりがちなシングルレバー混合栓の蛇口には設置できません。 ハンドルタイプの蛇口の場合は少しの作業は必要ですが、一般の方でも実践できる作業ですのでぜひ試してみてください。

    1. 止水栓を閉める
    2. 蛇口のハンドル部分を外す
    3. ハンドルを取り外したところに装置を設置する
    4. ハンドルを元通りに戻す

    対策用の装置にはさまざまなタイプがあり、装置により設置方法が変わります。 ハンドルタイプのものなら、元からついていたハンドルの代わりとして取り付けるだけで問題ありません。 しかし連結タイプのものは給水管と連結させるように設置してください。

    対処法4:フライホイールの設置

    フライホイールは揚水ポンプの停止による水量の変化を抑え、水圧が異常に変動することに対処します。 ただしご紹介する方法は個人で行うのではなく、水回り専門の業者に依頼してください。 フライホイールとは回転軸に設置するおもりのことです。

    おもりであるため回転軸に取り付けると慣性力が働くようになり、揚水ポンプが急停止した場合の回転数低下をゆるやかにします。 回転数の低下がゆるやかになれば、急激な水圧の低下は防げるはずです。 水柱分離でウォーターハンマーが起きている際に効果的な対処法と言えます。

    対処法5:バルブの変更

    水圧が異常に変動することへの対処法として、バルブを変更する方法もあります。 バルブの変更も水回り専門の業者に依頼して行う対処法です。 水圧の急激な変化を防ぐためには、次のような特徴を持つバルブをおすすめします。

    • ブローブバルブ・ゲートバルブ:開閉がゆるやかで流量を制御できる
    • チェックバルブ:水の逆流を防ぐ
    • リリーフバルブ:上昇しすぎた水圧を開放する
    • エア抜きバルブ:水の急激な水圧変化を防ぐ

    水圧が異常に変動することへの対処を考えるなら、まず開閉がゆるやかなバルブを選びましょう。 水道の蛇口を勢いよく止めると、衝撃音が発生しやすいと解説しました。

    バルブでも同じことが言え、水に対してゆるやかに作用するバルブの方が衝撃音が起こりにくくなります。 また水の逆流を防ぐチェックバルブを用いれば、水圧の急上昇にともなう衝撃音への対処として効果的です。 リリーフバルブも同じく水圧の急上昇を防ぐために効果を発揮します。

    ただ水道管内で水圧が上昇した際に、水圧を開放する動きを見せることがチェックバルブとの違いです。 エア抜きバルブは水圧の急低下で水柱分離が発生した際に、空気を流入させて水圧の変化を防ぎます。

    バルブの設置は低価格で実践できるウォーターハンマー対処法ですが、日頃の管理が必要です。 管理が十分に行われていないと効果が発揮されにくくなるので、定期的な保守点検を忘れずに行いましょう。

    まずは専門業者に修理を依頼

    いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことでウォーターハンマーとはどのような現象か、原因や対処法とともにご理解いただけたと思います。

    ウォーターハンマーはご自宅でも対処できますが、確実に対処するには専門業者への依頼がおすすめです。

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    業者選びや相見積もりの取得の際に是非ご活用ください。

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